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更年期の腰痛は骨盤まわりの筋肉や梨状筋が原因かも?鍼灸で整える方法

赤岩優子の写真

執筆者:鍼灸師 赤岩優子

腰だけでなく、骨盤まわりや梨状筋も大切です。

更年期の腰痛は骨盤まわりの筋肉や梨状筋が原因かも?鍼灸で整える方法

「朝起きると腰が痛い」
「立ち上がる時にズキッとする」
「座っていると腰やお尻のあたりが気になる」

更年期に入ってから、このような腰痛を感じるようになった方は少なくありません。

実際に当院でも、腰の痛みでご相談いただいた方のお身体をみていくと、腰そのものだけでなく、骨盤まわりの筋肉や梨状筋まわりに強い緊張がみられることがあります。

今回は、このような更年期の腰痛について、鍼灸ではどのようにみていくのかをわかりやすくご紹介します。

腰痛に関係する骨盤まわりの筋肉と梨状筋

骨盤まわりの主な筋肉

腰痛というと、腰そのものが悪いように感じる方が多いかもしれません。
ですが実際には、腰を支える骨盤まわりの筋肉の緊張が強くなり、その負担を腰の痛みとして感じていることが多くあります。

特に更年期の女性の方では、次のような特徴がみられることがあります。

・立ち上がる時に痛い
・長く座っているとつらい
・歩き始めに響く
・腰というより、骨盤まわりが重だるい
・仙骨の横を押されると痛い

骨盤まわりの筋肉の中でも、梨状筋の緊張が強くみられる方もいらっしゃいます。
梨状筋は、お尻の深いところにある筋肉のひとつで、この部分がこわばると、腰の痛みや骨盤まわりの重だるさにつながっていることがあります。

このような場合、腰だけをみていても、その場では少し楽に感じても、また戻ってしまうことがあります。

そのため当院では、腰だけでなく、骨盤まわりの筋肉や梨状筋まわりの状態まで含めて確認することを大切にしています。

更年期に腰痛が起こりやすくなる理由

更年期は、女性ホルモンの変化によって、体にさまざまな揺らぎが出やすい時期です。

たとえば、

・筋肉や関節がこわばりやすくなる
・冷えや血流の悪さを感じやすくなる
・疲れがなかなか抜けにくくなる
・睡眠の質が落ちやすくなる
・ストレスで無意識に力が入りやすくなる

こうしたことが重なると、これまでなら大きな不調にならなかった負担が、腰や骨盤まわりに出やすくなることがあります。

何か特別なことをしたわけではないのに、

「立ち上がると痛い」
「歩き始めるとつらい」
「座っていると重だるい」

といった不調が出ることも少なくありません。

更年期の腰痛は、単に年齢のせいと片づけるのではなく、体全体の緊張や回復しにくさまで含めてみていくことが大切です。

更年期の腰痛に多いお悩み

朝起きた時に腰が固まったように痛い

寝ている間に筋肉の緊張が抜けきらず、朝起きた時に腰や骨盤まわりが固まったように感じることがあります。
「朝がいちばんつらい」という方も少なくありません。

立ち上がる時や歩き始めに痛い

座っていた後や、じっとしていた後に動き出すタイミングで痛みが出る方もいます。
骨盤まわりの筋肉や、梨状筋まわりがこわばっていると、最初の一歩がつらく感じやすくなります。

座っていると腰から骨盤まわりが重だるくなる

長時間のデスクワークや車移動などで、腰だけでなく骨盤まわりに重だるさが出ることがあります。
じっとしていることで、かえって負担がたまりやすくなる方もいます。

日によって痛みの場所や強さが変わる

「今日は腰が痛い」
「昨日は骨盤まわりがつらかった」

このように、日によって場所や感じ方が少し変わることもあります。
更年期は体調そのものが揺らぎやすいため、症状も一定ではないことがあります。

マッサージをしても、その場しのぎになりやすい

表面をほぐすと一時的には楽になるけれど、すぐ元に戻ってしまう。
そのような場合は、深い部分の緊張や、全身の力みまで含めてみていく必要があることもあります。

更年期の腰痛に対する鍼灸の考え方

骨盤周りの鍼治療

更年期の腰痛は、単に「腰の筋肉が硬いから」というだけではなく、

・骨盤まわりの筋肉の緊張
・梨状筋まわりのこわばり
・背中や首肩の緊張
・冷えや血流の悪さ
・睡眠の質の低下
・ストレスによる力みや自律神経の乱れ

などが重なっていることが少なくありません。

そのため当院では、腰だけに施術するのではなく、お身体全体の緊張の状態をみながら整えていくことを大切にしています。

腰や仙骨まわりはもちろん、骨盤まわりの筋肉の緊張が強い方にはその部分もしっかり確認し、必要に応じて梨状筋まわりの状態もみていきます。

さらに、首・肩・背中など全身のこわばりにも目を向けながら施術を組み立てていきます。

更年期は、自分ではそれほど頑張っているつもりがなくても、無意識のうちに力が入りやすくなっている方が少なくありません。

鍼灸によって過剰な緊張が少しずつゆるみ、体が休まりやすい状態をつくっていくことは、こうした腰痛のケアにもつながることがあります。

「腰だけを何とかする」というより、
腰に負担がかかりやすくなっている体全体の状態を整えていくことが大切だと考えています。

自宅でできる簡単なセルフケア

更年期の腰痛は、無理に動かしすぎるとかえってつらさが増すことがあります。
まずは、骨盤まわりの筋肉に負担をためにくい過ごし方を意識してみましょう。

体を冷やさない

冷えは、筋肉のこわばりを強めやすくなります。
お腹、腰、骨盤まわりを冷やさないようにして、湯船にゆっくり入るのもおすすめです。

長く同じ姿勢を続けない

座りっぱなし、立ちっぱなしは、腰や骨盤まわりの筋肉への負担につながります。
1時間に一度は軽く肩を回したり、少し歩いたりするだけでも違います。

痛みが強い時は無理に伸ばしすぎない

ストレッチが合うこともありますが、強く痛む時に無理をすると、かえって悪化することがあります。
「気持ちいい」程度を超えて、無理に伸ばさないことが大切です。

疲れをためこまない

更年期は、睡眠不足やストレスの影響が体に出やすい時期です。
忙しい中でも、少し早めに休む、温かい飲み物をとる、深呼吸するなど、体をゆるめる時間を意識してみてください。

こんな方には当院の鍼灸治療がおすすめ

更年期に入ってから腰痛が増えた方や、腰だけでなく骨盤まわりの重だるさを感じる方など、次のようなお悩みがある方には鍼灸をおすすめします。

・更年期に入ってから腰痛が増えた
・腰だけでなく、骨盤まわりの重だるさも気になる
・立つ、歩く、座ると痛みが出やすい
・朝起きた時の腰痛がつらい
・マッサージを受けてもすぐ戻ってしまう
・年齢のせいと我慢している
・どこへ相談したらよいか迷っている
・腰だけでなく、体全体の緊張も整えたい

まとめ

更年期の腰痛は、腰だけの問題ではなく、骨盤まわりの筋肉や梨状筋まわりの緊張が関係していることがあります。

特に、立ち上がる時の痛みや、座っている時の重だるさ、歩き始めのつらさがある方では、腰だけでなく骨盤まわりまでみていくことが大切です。

当院では、腰の痛みだけを部分的にみるのではなく、骨盤まわりの筋肉や梨状筋まわり、さらに首肩や背中の緊張、自律神経の状態まで含めて整えていきます。

「腰が痛いと思っていたけれど、実は骨盤まわりの筋肉がつらかった」
「更年期に入ってから、こうした痛みが増えた気がする」
「腰だけでなく、骨盤まわりも気になる」

そのような方は、無理に我慢しすぎず、早めにお身体をみていくことも大切です。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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