眼精疲労に効くツボ押しガイド | 自宅でできる簡単ケア方法
執筆者:鍼灸師 赤岩聡
自分でできる!眼精疲労に効くツボ押し
眼精疲労に効果の高いツボ・目の体操・マッサージをご紹介します。
眼精疲労を改善・予防するために、できるだけこまめに休憩を取るようにして、目と心を休めながらこれからご紹介するツボを押して、大切な目のケアをしましょう。
眼精疲労に効くツボ
眼精疲労の改善に効果の高いツボをご紹介します。目の周りは皮膚が薄いため、強すぎる刺激によって内出血が起きる場合もあります。次のようなポイントに気を付けてツボ押しをしてみましょう!
- ツボ押しの強さは強すぎないように
- 「気持ち良い」と感じる程度にする
- 眼球は押さない
晴明(せいめい)
【晴明の見つけ方】
目頭と鼻の骨との間にあるくぼみ。目が疲れた時に親指と人差し指でつまみたくなるところ。
【こんな時におススメ!】
- 目の充血
- 目の痛み
- 視力低下
攅竹(さんちく)
【攅竹の見つけ方】
眉頭の少し下の骨際のツボ。「晴明」から上に上がった辺りの小さなくぼみ。親指の腹で下から上に押し上げるように刺激すると良いです。
【こんな時におススメ!】
- 頭痛
- 目の腫れ
- 目の痛み
- 視力低下
魚腰(ぎょよう)
【魚腰の見つけ方】
眉毛の真ん中にあるツボ。別名を眉中(びちゅう)とも言います。上に向けて押すのが効果的です。眉毛をほぐすように、小さな円を描くように刺激するのもおすすめです。
【こんな時におススメ!】
- 目の充血
- まぶたのひきつり
- 眼瞼下垂
陽白(ようはく)
【陽白の見つけ方】
眉毛の真ん中から1.5~2cm上に上がったところ。小さな円を描くようにマッサージすると良いです。
【こんな時におススメ!】
- 視力低下
- 頭がぼーっとする
- 頭痛
絲竹空(しちくくう)
【絲竹空の見つけ方】
眉毛を眉尻に向かってたどっていき、骨の外側にあるくぼみの辺り。左右同時に親指で斜め上に向かって刺激するのがおススメです。
【こんな時におススメ!】
- 頭痛
- めまい
- まぶたの痙攣(けいれん)
太陽(たいよう)
【太陽の見つけ方】
眉尻と目尻をつなぐ線の中央から外側にたどって行き、くぼんでいるところのツボ。左右同時に親指で外側に向かって刺激するのがおすすめです。
【こんな時におススメ!】
- 目の疲れ
- 頭痛・片頭痛
- 老眼
承泣(しょうきゅう)
【承泣の見つけ方】
真っ直ぐ前を見た時の瞳孔から真下に下がったところの骨際にある小さなくぼみ。
中指か薬指で力を入れ過ぎずに下に向かって優しく押さえるようにプッシュします。
【こんな時におススメ!】
- 近視
- 白内障・緑内障
- 目の充血
四白(しはく)
【四白の見つけ方】
「承泣」より真下に1.5センチ程度下がったところのツボ。顔に対して垂直の向きで優しく押さえるようにプッシュします。
【こんな時におススメ!】
- まぶたの痙攣(けいれん)
- 目の充血
- 目の下のクマ
合谷(ごうこく)
【合谷の見つけ方】
親指と人差し指の間を閉じた時にできるシワの端で人差し指よりにあるところのツボ。人差し指に向かって親指で刺激するのがおススメです。
【こんな時におススメ!】
「合谷」は目の疲れ・頭痛・首や肩のコリなど頭や顔面の症状に効果のある万能のツボです。脳内ホルモンのエンドルフィンの分泌を促す効果から痛みの緩和にも作用します。
太衝(たいしょう)
【太衝の見つけ方】
足の親指と人差し指の間を足首の方に向かってたどってぶつかった所の親指側にあるくぼみ。親指側に向かって刺激するのが良いです。
【こんな時におススメ!】
- 片頭痛
- イライラを感じやすい
- のぼせ
眼精疲労に効く目の体操
眼精疲労回復マッサージ
まとめ
眼精疲労の改善にはツボ押し・目の体操・マッサージなどと合わせて、肩や首のストレッチなどで全身のコリや緊張をゆるめる時間を取ることも大事です。
また神経の疲労回復には時間がかかることも多いので、疲れや痛みを我慢し過ぎずに適度に鍼治療をメンテナンスとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
ツボへの鍼や効果的なマッサージを組み合わせた当院の治療内容について眼精疲労のページでご紹介しております。是非ご覧ください。また、分からないことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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