こめかみの頭痛を解消する方法:イライラやストレスに効く鍼灸治療
執筆者:鍼灸師 赤岩優子
イライラやストレスでこめかみ頭痛にお悩みの方はぜひご覧ください!
こめかみの頭痛に悩む人は多く、イライラやストレスが原因で痛みを感じることもあります。これらの頭痛は、疲労や精神的ストレスの蓄積による「気の滞り」(気滞)が原因になることも少なくありません。このページでは、気滞とストレスの関係、こめかみ頭痛を解消するためのツボ、そして当院の鍼灸治療について紹介します。
「気滞」とは?東洋医学における気の流れとストレスの関係
東洋医学では、「気」がスムーズに流れていることが健康の基本とされています。しかし、仕事や家庭でのプレッシャーや人間関係の悩みが重なると、イライラやストレスといった精神的負荷が蓄積し、気の流れが滞ります。東洋医学では、この状態を「気滞」(きたい)と呼びます。
「気滞」による頭痛がこめかみに起こりやすい理由
「気滞」は体内を流れる生命エネルギーである「気」が停滞した状態です。この「気」の働きには肝経や胆経といった経絡が重要な働きを担っていますが、これらの経絡は顔面や頭部を通っています。
ストレスや頭を使い過ぎて精神的負荷がかかると、これらの経絡に影響を受け、気滞が起こりやすくなります。それにより、特にこめかみ(側頭部)で頭痛が起こりやすくなります。
当院の鍼灸治療のご紹介
当院では、鍼による治療で「気滞」を解消し、筋肉のこりや緊張をほぐします。また、心身の深いリラクゼーションを促すため、自律神経を整えるツボや全身を調整します。
このような症状の方におすすめな治療です
- こめかみに頭痛が起きやすい
- 頭の横(側頭部)がこる
- ストレスや気疲れを感じやすい
- 普段から緊張しやすい
- 呼吸が浅い感じがする
- 肩や首がこりやすい
こめかみ頭痛に効果的なツボ・筋肉
顔面・頭部のツボ: 百会、風池、太陽
- 手のツボ: 合谷、間使、内関
- 足のツボ: 陽陵泉、丘墟、太衝、行間
- 筋肉: 側頭筋、咬筋、後頭下筋群、胸鎖乳突筋、肩・背中の筋肉
まとめ
- 日常生活の中で感じるイライラやストレスは、「気の滞り」(気滞)を引き起こしやすい。
- こめかみや側頭部の頭痛は気滞により起きやすい。
- 気滞による頭痛には、「気」の流れを促す鍼灸治療が効果的。
頭痛は日常の中で比較的起きやすい症状ではありますが、鎮痛剤の頻繁な服用は薬による頭痛を引き起こす原因となることがありますので、気になる方は一度病院を受診することをおすすめいたします。
その上で、なるべく薬に頼らないアプローチとして東洋医学に基づく当院の鍼灸治療を試してみませんか?頭痛だけでなく、肩や首のこり、不眠、胃のもたれや不快感などの身体的不調、イライラや憂鬱感など、「気の滞り」はさまざまな不調につながる原因となります。
こめかみ頭痛でお困りの方は、ぜひお気軽にお問合せください。
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