おでこのしわへの美容鍼灸

おでこのしわを改善するために大切なことは、「おでこのしわ」と「おでこのしわを作る筋肉」の両方を同時に治療することです。当院のおでこのしわへの美容鍼灸の効果をご紹介します。

「おでこのしわ」への美容鍼灸の効果

おでこのしわに鍼の刺激を与えることで、血流が改善され、真皮層にある線維芽細胞が活性化されます。これにより、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった肌の弾力性とハリを支える成分の分泌が促されます。その結果、これらの成分の分泌が高まり、しわが目立たなくなり、肌はより滑らかになります。

「おでこのしわを作る筋肉」への美容鍼灸の効果

おでこのしわを作る筋肉に鍼で刺激を与え、こりをほぐして、筋肉の動きを改善し、しわを目立たなく、薄く改善していく効果があります。各筋肉についての詳細は以下の通りです。

• 前頭筋
  前頭筋は、おでこにある筋肉で、目頭や眉間、眉毛の辺りから頭頂部（頭のてっぺん）の少し手前辺りに位置していいます。この筋肉には、眉毛を上げたり、眉間にシワを寄せる働きがあります。目が疲れてくると、まぶたを開ける筋肉（上眼瞼挙筋）に疲労がたまり、それを助けるために前頭筋が眉毛を上げようとして目を見開くようになります。そのため、おでこのしわには、目の疲れや眼精疲労も大きく影響しています。
• 帽状腱膜
  帽状腱膜は、前頭筋とつながっており、頭頂部を通って頭の後ろに向かい、次にご紹介する後頭筋につながる組織です。また、耳の周りにある側頭筋ともつながっています。そのため、加齢や重力により帽状腱膜が下垂すると、前頭筋や側頭筋にも影響し、おでこのしわや上まぶたのたるみを作る原因になることもあります。帽状腱膜は、もともと血管が少なく血流や代謝が滞りやすいため、老廃物がたまりやすい特徴がありますが。そのため、帽状腱膜が緊張し柔軟性が失われると、その前後にある前頭筋や後頭筋にも負担がかかるようになります。当院の施術では、帽状腱膜にあるツボやこりのポイントを鍼を施し、頭を前から後ろまでぐるり1周の緊張を解いて、血流や循環を促します。さらに、ヘッドマッサージも組み合わせて行い、頭のツボに心地よい刺激を与えます。この施術は、おでこのしわだけでなく、頭皮や髪の毛のトラブル解消にも効果的です。
• 後頭筋
  後頭筋は、帽状腱膜とつながっていて、頭の後ろに位置する筋肉です。そのため、おでこのしわと関係がなさそうに思えますが、筋膜という筋肉を包む膜のような組織によって棒状筋や前頭筋、側頭筋とつながっており、顔の表情を作る表情筋や、目を閉じる働きに影響する筋肉です。この筋肉の働きが低下すると、眉毛をあげにくくなる、額のシワをのばせない、目が閉じにくくなるといった状態が起きやすくなります。逆に、この筋肉の過緊張となると、頭痛、歯痛、目尻のしわが増える、眼精疲労、顎関節の痛みなどにつながることがあります。施術では、うつ伏せの状態にて、鍼とマッサージを施し、後頭筋の柔軟性を取り戻します。
• 皺眉筋
  皺眉筋は、眉間にシワを作る筋肉です。眉毛の辺りに位置し、眉をひそめる時に働きます。目が疲れて物が見えにくい時や、困っている時に自然にやってしまいがちな表情ですが、その頻度が多いと、眉間にしわができはじめ、次第に深いシワになって定着してしまうこともあります。シワは深くなると、改善に時間がかかりますので、目を小まめに休めたり、皺眉筋をほぐすセルフケアを行ったり、時には鍼治療でしっかりと筋肉のこりをほぐすことが大事です。皺眉筋への鍼治療の様子やセルフマッサージの方法はこちらへ⇒眉毛のこりや痛みをやわらげる鍼治療とセルフマッサージ

おでこのしわの原因

おでこのしわの主な原因には次のようなものがあります。

• 頭皮のたるみ：帽状腱膜の血流や水分などの循環の状態
• 前頭筋の筋力低下：加齢などにより、筋肉の働きが低下する
• 皮膚の真皮層の衰え：コラーゲンやエラスチン繊維の減少
• 皮膚の乾燥：細かいしわが目立ちやすくなる

まとめ

• おでこ横じわの改善には、前頭筋～帽状腱膜～後頭筋を鍼とマッサージでほぐす
• おでこの縦じわの改善には、皺眉筋を鍼でゆるめる
• しわに直接鍼を打ち、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の分泌を促して、肌のハリや弾力性を取り戻す
• しわの改善には、しわが定着する前の早めのケアが大切

おでこのしわでお悩みなら、当院の美容鍼灸をお試しいただきたいと思います。
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