めまい・耳のつまり・副鼻腔の重さ・むくみ…中医学で考える「湿」と鍼灸

執筆者:鍼灸師 赤岩優子
気になる症状がある方は、ぜひ鍼灸をお試しください。

「なんとなく身体が重い。」「 足がむくむ。」「 胃腸がすっきりしない。」「 頭や顔が重い感じがする。」「 めまいや耳のつまりが気になる。」
こうした不調は、原因が一つではありません。 中国伝統医学では、その背景の一つとして 「湿(しつ)」 という水分の滞りを考えます。
今回は、この「湿」とは何か、そして鍼灸でどのように整えていくのかをお話しします。
「湿」とは?
中国伝統医学では、身体を潤し栄養を運ぶ水分を 「津液(しんえき)」 と呼びます。 この水分がうまく巡らず、余分なものが身体に滞る状態を 「湿(しつ)」 と捉えます。
さらに長く滞り、重く粘り気を帯びた状態になると 「痰湿(たんしつ)」 と呼ばれます。
その不調、「湿」の影響かもしれません

「湿」の特徴は、 重い・だるい・すっきりしない・長引きやすい 、などがあります。
・足に現れる症状→むくみ、重だるさ
・胃腸に現れる症状→胃もたれ、食欲不振、軟便・下痢
・頭部に現れる症状→頭の重さ、すっきりしない、めまい
・鼻・副鼻腔に現れる症状→鼻づまり、額や頬の重さ・痛み
・耳に現れる症状→めまい、耳のつまり感、耳鳴り
メニエール病や副鼻腔炎は、中国伝統医学ではどちらも「湿(しつ)」の問題としてとらえます。 より詳しい治療内容については、以下のページをご覧ください。
· めまいや耳のつまりが気になる方はこちら → メニエール病のページ(https://akaiwa89-ganseihirou.com/syoujyoubetsu/menie-ru-byou/)
- 額や頬の重さ・鼻づまりが続く方はこちら → 副鼻腔炎のページ(https://akaiwa89-ganseihirou.com/syoujyoubetsu/fukubikuuen/)
このような生活習慣が「湿」につながります

湿」と聞くと梅雨や蒸し暑い季節を思い浮かべますが、他にも以下のようなものがあります。
- 湿度の高い環境
- 胃腸(脾)の働きの弱さ
- 気の不足(気虚)
- 食べ過ぎ・飲み過ぎ
- 脂っこいもの・甘いもの・冷たいものの摂りすぎ
これらが重なると、身体の中で水分が滞りやすくなります。 外の環境だけでなく、内側の状態や体質など、いくつかの要素が重なって「湿」は生まれていきます。
赤岩治療院の鍼灸では「湿」を3つの方向から整えます

① 症状が出ている場所への施術
副鼻腔の重さ → 額・頬 耳のつまり → 耳周囲・首・頭部 胃腸の不調 → お腹・背中 など、まずは“今つらい場所”を丁寧に整えます。
② 今ある「湿」を外へ出し、水分の巡りを整える
身体に滞った「湿」や「痰湿」を動かすための代表的なツボ 「陰陵泉」(いんりょうせん) 「豊隆」(ほうりゅう) 「三陰交」(さんいんこう)
耳や鼻だけでなく、身体全体の巡りをみながら施術します。
③ 「湿」を作りやすい身体の状態を整える
胃腸(脾)の働きが弱い場合は、 「足三里」(あしさんり) 「中脘」(ちゅうかん) 「脾兪」(ひゆ) などを使い、水分を巡らせる力そのものを高めます。
赤岩治療院では、症状だけでなく体質や生活のリズムまで含めて身体全体をトータルに調整していきます。
まとめ
めまい、耳のつまり、鼻の重さ、むくみ、胃腸の不調…。 こうした“重だるさ”の背景には、身体の中で水分が滞る 「湿(しつ)」 が関わっていることがあります。
雨の日に体調が崩れやすい 冷たいものを食べると胃腸が弱る 頭や顔が重くなりやすい
もし思い当たるところがあれば、 身体の巡りを整える鍼灸は、ひとつの助けになるかもしれません。
赤岩治療院では、
- 今つらい症状をやわらげる
- 滞った「湿」を動かし巡りを整える
- 「湿」をためにくい身体へ導く
この3つを組み合わせ、丁寧に施術しています。
「最近、身体が重いな」 「この不調、長く続いているな」 そんなときは、どうぞ一度ご相談ください。
ご予約のページへ

