症状別治療内容

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夜間頻尿

夜間頻尿

夜間頻尿は、前立腺肥大症や膀胱炎、排尿に関わる神経系に影響を及ぼすさまざまな病気によるものと、何らかの原因で膀胱の神経が過敏になることや体の冷え、ストレス、不眠なども影響する病気です。夜間頻尿の症状が長引くと、夜眠ることが恐くなったり、ストレスに感じる方も少なくないため、早めのケアがおすすめです。このページでは、夜間頻尿への鍼灸治療をご紹介しています。

夜間頻尿の鍼灸治療

夜間頻尿の鍼灸治療では、以下の5つのアプローチで施術をしています。

1.膀胱の神経の過敏性を和らげる

膀胱の神経が過敏性が高まると、尿が十分に溜まっていなくても、神経の反射作用により膀胱がキューっと収縮し尿意を感じさせます。これが、尿意切迫感というものですが、実際に溜った尿の量が少ないため、思ったほどの量の排尿がされず、快適な排尿につながりません。

鍼灸治療では、東洋医学に基づいて排尿に関わる経絡の「腎経」と「膀胱経」や、特定ののツボに鍼灸を施すことで、膀胱の働きを整え、過敏になった神経を落ち着かせます。この治療により、膀胱が適切な量の尿を溜められるようになります。

2.水分代謝を整える

口から接種した水分が体内をめぐり、腎臓から膀胱へと運ばれ、尿として排出されるまでの過程は、排尿機能に深く関係しています。

東洋医学では、この水分の代謝に関わる重要な臓器を「腎」「脾」「肺」としています。

これらの臓器に対応する経絡やツボへの治療により、体内の水分の流れを整え、各臓器の働きを調整することで、むくみの改善や、スムーズな水分代謝を促進します。

3.下腹部や足の冷えをとる

下腹部の冷えをとる灸

冷えを感じるとトイレが近くなる方は多いかと思いますが、冷えは夜間尿の一因となる事があります。
そのため、夜間頻尿の鍼灸治療では、下腹部にある中極(ちゅうきょく)や足首まわりにある太谿(たいけい)といったツボにお灸を加えて下腹部や足の冷えを改善します。

4.睡眠の質を高める

夜間頻尿と睡眠の質とは、密接な関係がありお互いに影響を及ぼすことがあります。

夜間トイレに目が覚めることで、眠りが妨げられたり、眠りが浅いことで、トイレのことが気になってしまうといったことがあります。

鍼灸治療では、自律神経の乱れを整え、体のこりや心身の緊張をゆるめて、眠りの質を改善していきます。

5.ストレスの緩和

鍼灸治療の施術後は、全身の血流を促進され、ポカポカと心地よい温かさを感じる方が多いのですが、同時に、精神面でも気持ちがゆったりと落ち着かれる方が多いようです。

赤岩治療院では、東洋医学の「気」の働きも高めるため、リラクゼーション効果が高い施術です。

夜間頻尿では、グッスリ眠れないストレスや、夜何度もトイレに行くわずらわしさなどを感じている方が多いため、鍼灸治療で気持ちの安らぎを感じていただければと思います。

夜間頻尿とは

夜間頻尿とは、夜に睡眠を妨げるほど何度も排尿のために起きる状態のことです。具体的には、就寝後に1回以上トイレで起きることで、日常生活に支障をきたしている場合をいいます。特に、2回以上起きると、睡眠の質が低下し、翌日の活動に悪影響を及ぼす可能性があります。

夜間頻尿は、年齢や性別、生活習慣などによっても影響の出方が異なります。夜間に1回トイレに行くことは正常の範囲内とされていますが、そのことに不快感を感じている場合は、適切な対策を試してみることも1つです。困っている場合は、医師に相談するか、生活習慣の見直しを試してみることをお勧めします。

夜間頻尿の原因

夜間の排尿回数が増える原因には、次の5つが考えられています。

1.膀胱の容量が少なくなる

膀胱の容量が少なくなると、ためられる尿の量が少なくなり、結果としてトイレへ行く回数が増えます。
膀胱の容量が減少するのは、前立腺肥大症や膀胱炎、過活動膀胱、間質性膀胱炎などの疾患によって引き起こされることがあります。

さらに、排尿に関わる神経系に影響を及ぼすさまざまな病気によっても、膀胱の容量が減少することがあります。

2.膀胱の神経が過敏になる

膀胱の神経が過敏になると、まだ尿が十分に溜まっていないのに、膀胱が反射的に収縮します。
それにより、急な尿意が起こり、場合によっては我慢できない程の強い尿意から、何度もトイレに行きたくなることがあります。この場合、一回の排尿量は減少します。

3.尿を十分に出し切れず、残尿量が増える

前立腺肥大症や排尿をコントロールする神経の障害が原因で、膀胱にたまった尿を完全に出し切れないことがあります。
この状態では、膀胱内に尿が残るため(残尿)、結果的に膀胱の空間が減少します。これにより、一回の排尿量が減少することになります。

4.尿量の増加

尿の量自体が増える場合でも頻尿になります。この場合は、膀胱や尿道に問題がなくても、糖尿病や腎機能の低下などが原因となることがあります。

5.心理的な要因やストレス

ストレスをはじめとする、心理的な要因も頻尿に関係しています。

お困りの方へ

夜間頻尿は、睡眠の質が下がりやすく、日中に眠気を感じて日常生活に支障が起きる方も少なくない症状です。
赤岩治療院では、夜間頻尿に対して上記にご紹介した5つのアプローチで鍼灸治療を行っています。

グッスリ眠れないことやトイレが近いことの両方が気になって、ストレスに感じる方も多くいらっしゃいます。夜間頻尿でお困りでしたら、鍼灸治療を試してみてはいかがでしょうか。どうぞ、お気軽にお問合せください。

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治療料金のご案内

初回のみ初診料1,500円がかかります。

  • 120分のタイマーのイラスト

    120コース

    16,500

    夜間頻尿の他にお困りの症状が多く、全身の治療を受けたい方に

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    90コース

    12,500

    夜間頻尿の他に気になる不調がいくつかある方に

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  • 60分のタイマーのイラスト

    60コース

    8,500

    定期的に夜間頻尿の症状の治療を受けたい方に

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    美容鍼灸90分コース

    14,000

    夜間頻尿の治療と、美容の鍼を同時に受けたい方に

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