ブログ

blog
公開日: 最終更新日:

おでこの横じわは眼精疲労が原因?目の開けにくさを解消する鍼灸治療について

赤岩聡の写真

執筆者:鍼灸師 赤岩聡

「おでこのしわ」は、眼精疲労が原因のことも。鍼治療がおすすめです!

おでこの横じわは眼精疲労が原因?目の開けにくさを解消する鍼灸治療について

おでこに現れる横じわに悩んでいませんか?加齢や習慣によって徐々に目立ち始めるこの横じわですが、実は、眼精疲労が原因となっていることも多いのです。おでこの横じわは、適切な対処をすれば予防や改善が期待できます。この記事では、おでこの横じわと眼精疲労の関係を解説し、鍼灸治療がどのように役立つかを詳しくご紹介します。

おでこの横じわと眼精疲労の関連性

眼精疲労は、目を酷使することで引き起こされます。特にデスクワークやスマートフォンの使用が長時間にわたる場合、目の筋肉に負担がかかり、さまざまな不快な症状が現れます。多くの人が感じるのが、目の奥の痛みや、目の重たさです。そして、その疲れが顔全体に影響を与え、特におでこにしわができやすくなります。

おでこの横じわは、単なる老化現象だけでなく、眼精疲労によっても悪化します。目の周りの筋肉が疲れ、緊張が続くと、自然におでこの筋肉を使って目を開けようとする動きが増えます。この繰り返しの動作が、おでこのしわを深くする原因の一つとなるのです。

目が開けにくいと感じる原因

上眼瞼挙筋の構造

「目が開けにくい」と感じる原因の一つに、「上眼瞼挙筋」(じょうがんけんきょきん)の疲労があります。上眼瞼挙筋は、まぶたを持ち上げる役割を担っており、この筋肉が疲れてくると、まぶたが重く感じられるようになります。これは、長時間のパソコン作業やスマホの使用が原因で、目を酷使した結果、筋肉が硬直することで起こる現象です。

眼瞼挙筋が正常に機能していないと、目が完全に開かず、目が小さく見えることがあります。また、無意識のうちに「前頭筋」(ぜんとうきん)というおでこの筋肉を使って目を開けようとするため、額にしわができやすくなります。このような状態が長期間続くと、しわが深くなり、顔全体の印象が疲れて見えることにもつながります。

前頭筋

鍼灸治療によるおでこの横じわと眼精疲労の改善法

鍼灸治療は、東洋医学に基づいた伝統的な治療法で、体内のエネルギーの流れを整えることで、さまざまな不調を改善します。眼精疲労やおでこのしわに対しても効果的なアプローチが可能です。鍼(はり)を使って筋肉や神経を刺激し、血流を促進することで、疲れた筋肉をほぐし、リラックスさせる効果があります。

眼精疲労に対する鍼灸治療では、特に目の周りのツボにアプローチします。これにより、上眼瞼挙筋や前頭筋、目の周りの筋肉の緊張を緩め、目が開けやすくなるだけでなく、額の横じわも軽減されることが期待できます。さらに、全身のエネルギーバランスが整うことで、ストレスも軽減され、体全体の調子を整える効果もあります。
詳しくは眼精疲労の鍼灸治療のページをご覧ください。

鍼灸治療で期待できる効果と注意点

眼精疲労の鍼灸治療を受けると、まず目が開けやすくなり目の重さが軽く感じるようになります。そして、自然に目が開けられるようになるので、目の疲れや額のしわが改善されます。また、全身のバランスが整い、心身ともにリラックスできる効果が期待できます。

鍼灸の治療効果を最大限に引き出すためには、施術後の過ごし方も重要です。施術後は、できるだけリラックスした状態を保つようにしましょう。また、施術当日は激しい運動を控え、心身の休息を心がけることが大切です。

一方で、鍼灸治療には個人差があり、すぐに効果が現れる方もいれば、1~2週間に一度位の治療を2、3回続けて治療を受けることで、少しずつ改善が見られる方もいます。

まとめ

  • おでこの横じわは、単なる老化現象ではなく、眼精疲労が原因となる場合があります。長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用によって目の筋肉が疲労し、目が開けにくくなることで、自然とおでこを使って目を開けようとする動作が増えます。これが繰り返されることで、おでこの横じわができやすくなります。
  • 眼瞼挙筋や前頭筋の疲労が「目の開けにくさ」や額のしわの原因となっており、これらの筋肉をリラックスさせることが重要です。鍼灸治療は、目の周りや額の筋肉に働きかけ、血流を促進することで筋肉の緊張をほぐし、眼精疲労を改善します。また、全身のエネルギーバランスを整えることで、体全体の調子も整えられます。

「おでこの横じわ」、「目の開けにくさ」、「眼精疲労」でお困りの方は当院へお気軽にご相談ください。

ご予約のページへ
ブログ記事一覧へ